再帰動詞Part1
こんばんは!
今日は再帰動詞について書いていきます。
僕が文法を学んでいて最初につまずいたのが、この再帰動詞というやつです。。
まだ完全に覚えていないのですが、わかっている範囲だけでも書いていこうと思います。
再帰動詞は「主語自身の単なる動作」を表現するときに使います。
なら自動詞じゃん!って感じですが、そうです。自動詞と同じです。
ではなぜ再帰動詞が存在するのかと言うと、再帰動詞には他動詞を自動詞に変える性質を持っているからです。
スペイン語の動詞には自動詞と他動詞を同じ動詞で表現できるものもあれば、自動詞の代わりに再帰動詞を使って表現するものもあります。
再帰動詞を覚えるうえで定番の"levantar"で見てみます。
"levantarは"「起こす」という意味なので、起こす対象となる目的語が後ろに必要です。つまり他動詞になります。
Yo levanté a mi hijo a las siete de la mañana.
今朝、私は息子を7時に起こした。
赤字の部分が目的語になります。これがないと「今朝、私は7時に起こした。」と、誰を?と突っ込みたくなるような不完全な文になります。
では、これを「(自身を)起こす」という意味に変える、つまり他動詞を自動詞に変えるにはどうすればいいのでしょうか。
そこで再帰動詞の出番です。
Yo me levanté a las siete de la mañana.
今朝、私は7時に起きた。
直訳→今朝、私は私自身を7時に起こした。
動詞部分を強調させたいので紫色にしてみました。少し見づらいかな?
この"me levanté"が再帰動詞です。2語ですが1つの単語と捉えた方が分かりやすいと思います。
「私自身を」という"me"があることで動作対象が「私」。つまり「起きる」と言い換えられます。
自動詞だけど目的語あるじゃん!と思われたかもしれませんが、そうですね。この"me"が目的語に当たります。ですので、完全に自動詞とは言えないかもしれませんが、働きは自動詞そのものと言っていいと思います。
この"me"は再帰代名詞と言います。
me→「私自身を」
te→「君自身を」
se→「あなた(達)自身を」、「彼(ら)・彼女(ら)自身を」
nos→「私たち自身を」
os→「きみたち自身を」
これら再帰代名詞の動作対象は必ず主語と一致するので、動詞の活用とも一致します。
yo me levanto → 私は起きる
tú te levantas → 君は起きる
usted(él.ella) se levanta → あなた(彼、彼女)は起きる
nosotros(nosotras) nos levantamos → 私たちは起きる
vosotros(vosotras) os levantáis → 君らは起きる
ustedes(ellos,ellas) se levantan → あなた達(彼ら、彼女ら)は起きる
また、再帰動詞のあとに目的語が付いたり、再帰動詞独特の表現があったり、他動詞から再帰動詞にすることで意味がガラッと変わるものもあります。
今日は少し長くなってしまったので、続きは明日にしようと思います。
それでは! ¡Nos vemos mañana!